坐骨神経痛の治療で注意すること
こんにちは、西原です。
坐骨神経痛は治るのか。
についてお伝えしていきます。
そもそも、坐骨神経痛は状態であって
傷病名ではありません。
ちょっと細かくお伝えすると、
坐骨神経は人体でもっとも太く、長い末梢神経です。
腰のあたりから爪先まで伸びています。
この神経が痛みを感じれば坐骨神経痛と言われます。
もし、あなたが坐骨神経痛ですね、と診断されたら
「何が原因の坐骨神経痛ですか?」
と聞いてください。
答えれなかったら、ほかの病院や治療院に行きましょう。
今回はこのテーマです。
◆坐骨神経痛が発症する疾患名
◆坐骨神経痛の痛む場所
◆坐骨神経痛の治療方法
◆坐骨神経痛のセルフケア方法
-軽度の治し方(軽い痛み・軽いシビレ)
-中度の治し方(強い痛み・シビレ)
-重度の治し方(立てない・寝れない・歩けない・マヒ)
上記を深堀して説明します。
◆坐骨神経痛が発症する疾患名
1.腰椎椎間板ヘルニア
2.腰部脊柱管狭窄症
3.変形性腰椎症
4.腰椎分離症やすべり症
5.梨状筋(りじょうきん)症候群
6.外傷による圧迫
7.帯状疱疹
8.カリエス
9.脊髄腫瘍や骨盤内腫瘍といった腫瘍
10.糖尿病
11.アルコール依存症・喫煙・ストレスなど
と、項目は多いですが、
重要なポイントをお伝えします。
1~4が原因ですと骨や中枢神経が関係してきますので
マヒ症状(排尿障害・排便障害・触られてもわからない状態)になり手術適応です。
マヒ症状が出ていないにもかかわらず、
1~4のいずれかが原因で「坐骨神経痛ですね」と診断され
治療方法が腰のマッサージや鎮痛薬、電気治療・ローラーやウォーターベッドなどであれば、一人でストレッチしていた方が早く治ります。
早めに他の治療院に行きましょう。
5.梨状筋症候群が原因で「坐骨神経痛ですね」と診断された場合
この梨状筋症候群が1番多いと言われ約80%を占めます。
実際に私も梨状筋が絡んでいることが多いと思いますが
注意するべき事があるので少し掘り下げます。
大前提として
神経というのは、圧迫だけではシビレない。
神経は圧迫+αが必要で
この+αはけん引や軽微な損傷だったりします。
軽微な損傷であれば2~3か月で改善します。
※これが原因の場合は6.外傷による圧迫によることが多いため、
ケガした後に症状が出た場合はコレかもしれません。
2~3か月と言っていますが、拗らせる場合もあるので治療院へ行きましょう。
注意すべきは圧迫と神経のけん引です。
坐骨神経痛に限らずシビレを治す上で知らなければならないのは
◆圧迫している筋肉は何なのか?
◆圧迫している筋肉はなぜ、硬くなり圧迫しているのか(原因の原因)
筋肉は勝手に圧迫したり硬くなったりしません。
何種類かの筋肉によって負担がかかり硬くなります。
検査をして原因を取り除きましょう。
原因を見つける考え方←別の記事に飛びます。
シビレはけん引が原因と言われても分かりにくいので
まず体感してみましょう。
疑似的に軽いシビレを体感できたと思います。
つまり、坐骨神経痛は
神経が引っ張られてシビレ状態が続いています。
この引っ張っている原因を見つけ取り除く
坐骨神経痛の痛み・シビレの治療法として
この原因を見つけるやり方が合理的なものになります。
◆坐骨神経痛の痛む場所
上の図のように範囲は広いです。
坐骨神経そのものが太く長いですからね。
痛みやシビレが出る範囲も大きくなります。
痛み方としては、
じっとしている時・歩いている時・寝ている時・立ちや座りで動作をする時・寝返り・起き上がり・階段の上り下りなど、痛み方は多岐にわたります。
動作をする際、坐骨神経を通る筋肉を使いますからね。
そりゃ痛いです。
坐骨神経痛をこじらせる前にしっかり治しましょう。
◆坐骨神経痛の治療方法
坐骨神経痛は
温めるのか冷やすのか悩んでいる方も多いですね。
答え
日常的には温め。
頑張りすぎてしんどい日は冷やす。
日常的な温めは治療院に行く際は、
あまり必要ありません。
あくまで、ご自宅でのケアです。
治療院での治療方法で大切なのは
少し前述しましたが、原因が大切です。
やみくもにこの症状が出ているところを
マッサージするのはよくありません。
なぜ、やみくもにマッサージする事がよくないのか
深堀していきましょう。
この3つの考えが大切です。
痛いところ=弱っている
痛みを感じているところ⇒炎症している
元気なところをマッサージすると緩みすぎて、弱っているところに負担がかかる
つまり、治すにあたって原因が非常に大切です。
なぜ、負担がかかっているのか
なぜ、痛めたのか・弱っているのか
なぜ、自然治癒力では対応できなくなっているのか
当院の治療に対しての考え方←他の記事に飛びます。
あなたを治療している治療院はどこまで診ていますか?
皮膚・筋肉・筋膜・関節・内臓など
何が原因であなたを困らせているのか
症状は軽減していっているのか
大切なので、しっかり考えましょう。
◆坐骨神経痛のセルフケア方法
結論:
ストレッチや筋トレは色々ありますが、
一番はこれです。
姿勢を意識すること
ここでは軽度・中度の方に対してセルフケアをお伝えします。
※重度の方は大急ぎで病院です。
では、ケア方法のご紹介です。
前述したように正しい姿勢は大切です。
正しい姿勢とは、
体の軸が取れて、体の力が抜けている状態
人間の背骨のカーブは生まれつき猫背の人もいれば、真っすぐの人もいます。
それは骨の形が違うので、残念ながら治せませんし、
姿勢は骨格によって違うので、他の人と比べてもいけません。
猫背の人は猫背の人なりの、反り腰の人は反り腰の人なりの
体の軸があるので、その軸を意識することが非常に大切です。
立ち姿勢でも、座り姿勢でも
共通したポイントがあるのでご紹介します。
それは、
空と頭のてっぺんが一本の紐でつながっているイメージ
です。
この意識で日常の姿勢を保ち
自分の理想的な姿勢を見つけましょう。
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