骨盤矯正は効果がないのか。　解説します。

こんにちは、西原です。

今回は
骨盤矯正ってよく聞くけどなんなの？
効果あるの？？

というのテーマに解説していきたいと思います。

骨盤矯正の効果として言われているもの

〇　ダイエット
〇　産後の骨盤締め
〇　ホルモンや自律神経の正常化
〇　内臓機能を高める
〇　身体の歪み
〇　腰痛改善

 

色々、効果があると言われていますね。
骨盤だけでも整えとけば、最高じゃん。
と思ってしまいそうです。

 

結論：

骨盤はとても大切です。

ですが、瞬間的な骨盤矯正は無意味です。
何故なら
日常の行動で骨盤はすぐに歪むからです。
日常のクセ・筋肉のクセを取り除くことが重要です。

 

 

今回のテーマは範囲が広いので２つに絞ります。

◆骨盤とダイエット◆

◆産後と骨盤矯正◆

 

◆骨盤とダイエット◆

骨盤矯正で痩せると巷では
言っていますが、、、

 

骨盤が整っても痩せません。
身体の環境が整うだけです。

 

では解説します。

 

骨盤の上に内臓がバランスよく乗っていますが
この骨盤が歪むと内臓の正しい位置がズレてしまい
身体の中の血流などの循環が損なわれ
本来の内臓の働きが鈍くなり体温が少し下がります。

 

この体温低下が「痩せない」原因につながります。

 

熱を測るとき体温を測りますよね
本来、日本人の体温は３６度前後
深部体温は３７度くらい（※心臓付近の体温）

 

つまり、このような流れができます。

 

骨盤が歪んで内臓がズレる
↓↓↓↓
内臓の温度が下がる
↓↓↓↓
脂肪が燃えにくくなる
↓↓↓↓
代謝が落ちる
↓↓↓↓
脂肪が・・・・
負のループが始まります。

 

骨盤の歪みで便秘にもなりやすいとも言われています。

 

特に女性は出産する為、男性より女性は骨盤が広く
大腸が落ち込みやすくなり、
落ち込んだ腸は曲がりが強く腸内の便が通過しづらくなるからです。

便秘によって腸内に悪玉菌が増殖すると、
むくみや血行不良の原因になり

負のループが出来上がります。

 

骨盤が歪んで便秘になる
↓↓↓↓
むくみや血行不良になる
↓↓↓↓
脂肪が燃えにくくなる
↓↓↓↓
代謝が落ちる
↓↓↓↓
脂肪が・・・・

 

悪玉菌よりも善玉菌を増やしましょう。
テレビや雑誌でも言っていますよね。

 

便秘解消させるには、、、
●水分を多くとる
●運動をする
●筋肉をつける
●マグネシウムを摂取する
●骨盤を歪ませる原因をやっつける

なんてのが主流ですが、
大腸内視鏡検査という裏技もあります。
※曲がりが強い腸をカメラを通して強制的に正常にする方法

 

骨盤でダイエットを
例えて言うならば、

骨盤は環境です。超進学塾みたいなもの

荒れた環境で勉強するより
超進学塾で勉強した方が、
希望の学校に入れる確率が上がりますよね。

ダイエットもマクドナルドの中でするより
断食道場みたいなところに行った方が
痩せる確率高いですよね。

 

骨盤は環境です。

 

直接的な効果はないですが、
環境を整えることで
ダイエット成功率も上がります。

 

骨盤を整えるストレッチ

youtube動画

 

 

骨盤トレーニング

youtube動画

 

 

◆産後と骨盤矯正◆

結論からお伝えします。

産後の骨盤矯正（美容目的）は基本的に必要ありません。
ホルモンが勝手にあなたの骨盤を締めてくれるからです。

少し深堀しましょう。

出産時に、リラキシンというホルモンが骨盤を広げ
産後時に、オキシトシンというホルモンが骨盤を締めます
※産後骨盤矯正をした方が良い方については後述

産後、美容目的で骨盤矯正をするのはオススメできません。
痛みであっても産後は骨盤矯正ではなく、
痛みの原因からの治療が一番です。
※原因からの治療法はコレ←他のページに飛びます。

 

骨盤が安定していない状態で
外から瞬間的な圧や圧迫は
出産で傷ついた骨盤底筋に余計な負担が加わるだけで
より、骨盤が安定しなくなります。

それでも、骨盤を何とかしたい場合は
産後の骨盤矯正ベルトです。
するなら持続的に骨盤を締めることが大切ですが
骨盤を安定させる筋トレもやりましょう。

 

では、どんな方が
産後の骨盤矯正をするべきなのか
お伝えします。

産後の骨盤矯正？必要者リストです。
該当する場合は治療院へ行きましょう。

ただし、骨盤矯正を求めていくよりも
ご自身の状態を伝え、
骨盤だけに的を絞るのではなく
全身所見で判断してもらいましょう。

 

それではリストです。
〇産後乳腺炎で、母乳が出にくくミルクが中心
〇赤ちゃんの抱っこで腰痛や股関節に痛み
〇仰向けで寝ると腰が浮く。反り腰
〇浮腫みや肩こりが激しくなった

 

ただし、瞬間的な圧（ボキボキ）や側臥位での圧迫矯正は
おススメはしません。

 

その理由は

骨を動かしているのは何なのか
ということを全く無視しているからです。。
骨を動かすのは、筋肉であり
筋肉を無視した骨盤矯正は無意味です。

なぜなら、瞬間的な圧は
すぐに筋肉のクセによってすぐに戻ってしまい
骨への負担だけかかってしまった感じです。

産後の骨盤矯正をするのであれば、
骨盤にかかるパワーバランスを見極めて、
調整していくのが大変重要です。

 

過去にも骨盤矯正で記事を書いているので読んでみてください。
産後は骨盤矯正が必要？不必要？←他の記事に飛びます。